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ショッピング枠の現金化
ショッピング枠の現金化とは
最近、インターネットや新聞・雑誌等で「クレジットカードのショッピング枠を現金化します」などという広告が掲載されていることがあります。
これらは、一部の業者が当座の資金に困ったカード利用者に、ショッピング枠を現金化するように勧誘するものです。
クレジットカードには、商品やサービスを購入し、後払いにする「ショッピング」の機能と、お金を借り入れる「キャッシング」の機能があり、 それぞれに利用できる金額が設定されています。
「クレジットカードショッピング枠の現金化」とは、本来、商品やサービスを後払いするために設定されている「ショッピング」の利用可能枠を換金する目的で利用することです。
クレジットカード会社はこれらの行為を認めていません、会員規約で、『換金目的でカードを利用することは、「クレジットカード会員規約」に違反する行為で、 それに違反した場合はカードの利用停止・強制退会、残債の一括請求をカード会社が行える』旨を定めています。
日本クレジット協会も、クレジットカードの現金化を行わないよう、ウェブページ等を通じてユーザーへ呼びかけています。
カード現金化は、実質年利数百%事実上のヤミ金融
クレジットカードでほとんど価値のない商品を購入させ、代金の大半を返金する「ショッピング枠の現金化」が実質的に高金利で融資するヤミ金融に当たるとして、 警察庁が警戒を強めています。
カード現金化業者は、現金化の手数料と称する”実質年利が数百%”にも達する事実上のヤミ金融です。多重債務者の被害拡大につながるとして問題となっていますが、 「被害者は後ろめたさを感じ、ほとんど被害を届け出ない」傾向があります。
そして、同庁はカード会社に対し、疑わしい取引を届け出るよう、積極的に届け出るよう求めています。
ただ、現金化そのものを規制する法律はないため、警視庁は現金化業者を出資法違反で摘発しているのが現状です。
クレジットカードの現金化で問題を先送りしない!
クレジットカードの現金化を利用する人は、すでに多額の負債を抱え、クレジットカードのキャッシング枠は一杯であり、消費者金融等からの借入もできない状況にあることが考えられます。 そのような状況にある人が、クレジットカードの現金化を利用することによって、状況が好転するということは、ほとんど考えられません。
現金化業者に支払う多額(高率)の手数料のために、利用者が受領した金額と比較して、多額の債務を負担することになるので、まさに、ヤミ金融から借入をするのと同じことであるといえます。
借入ができなくなったときは、目先の支払いのために、クレジットカードの現金化を利用するなどして、問題を先送りにし、かえって泥沼にはまるのではなく、 根本的な問題解決のために、債務整理の専門家である弁護士に相談をして、生活再建を目指すきっかけにして頂ければと思います。
クレジットカードの現金化で困ってしまった方、ショッピングの現金化を考えている方、根本的な問題解決と生活再建を目指すきっかけに、当よこすか中央法律事務所の「借金問題初回無料相談」をご利用下さい。